ペンギンプルペイルパイルズ「審判員は来なかった」
ペンギンプルペイルパイルズ、13回目の本公演。
「審判員は来なかった」、リサイタルホールまで観に行ってきました。

最近私的にお気に入りの劇作家が倉持さんなので、
こないだ東京までいそいそ観に行ってきた「まどろみ」につづく脚本作品、
それはもううきうきと楽しみにしてたのですv

さてお話は、
独立したばかりの架空国家を舞台に、
大統領とその取り巻きたち、国技を起ち上げようとする人たち、
国家情勢に翻弄されるとある農民一家たち、そしてアヤシゲ?な宗教家、
それぞれの視点を通して綴られる数年間の物語です。

この視点の切り替えが同じ役者さんたちによって
回転して区切られた舞台でもって演じ分けられるわけですが、
そのスピード感がなかなかスゴイ。
ほとんど休みなしじゃないのかな、生着替えもあったりして(笑)、
さくさく切り替わる場面場面そのものが、楽しく見れました。
中盤、役者全員が舞台を回転させたままスポーツに興じるシーンがありますが、
なんだか本当にそれを楽しんでるようで、面白かったです。

そういう、スピード感と、コメディ色が前面に出たお話で、
これまでのPPPP(全部を見たわけじゃないので断言できませんが)の作品とは、
ちょっと違う毛色でした。
いつも深読みをさせられて裏の裏を読んでぐるぐるといろいろと考えさせられる、
そういうヒネクレたお話なのですが、
今回はただ観たものを愉しめば問題ない、そういう感じでした。

ゲストさんに合わせたのか座談会にあるような理由なのかは
わからないですが…、楽しめたのはそれはけっして間違いないのですけれど、
期待していたものとはちょっと違ったかな、とは思いました。

私は、あのヒネクレたところ、わかりそうでわかりきれないところが、
大好きなんですよ……

とまあひとりごちましたが。
満足はして帰ってきたので次回に期待ですよ。
次回はいつなのか未定っぽいですが…。

あと、いつもPPPP・倉持氏の作品を見て思うのは、
舞台美術の良さです。
「ゆらめき」のさりげなく洒落た部屋、
「まどろみ」の区切りを活用して過去現在を語る造り、
「道子の調査」や「ワンマン・ショー」でも、
おお、っと思わせてくれる小技が利いていて、巧いなあといつも感じるのです。

派手な仕掛けもCGもないけれど、
「生」で観ることで生きる役者たちの造り出す世界を、さりげなく、
けれど確実に、より立体的・魅力的なものにしていると、そう思うのです。


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今回は劇場へのアクセスがわかりやすくて助かったー…


テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

観劇 | 22:10:41 | Trackback(0) | Comments(0)
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