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読書

森見登美彦「宵山万華鏡 」

宵山万華鏡

 久しぶりに森見氏の作品を読みました。

 ああ、森見氏らしい!と思わされてばかりの
 オンリーワールドが展開されていて、
 そういう意味では満足な短編集でした。




 京都の祇園祭でも山鉾巡行に次いで人出が多くてにぎやかだと
 いわれる「宵山」の日を主な舞台に、不可思議エッセンスを面白く、ときに
 怖ろしく交えながら、フシギな町と翻弄される人々を描いた連作短編集です。

 これまでの作品群にあった、おもしろおかしく、徹底的にくだらなくてありえない
 おふざけ的な部分から、ぞっとさせられる民話的な恐ろしさのある部分まで、
 幅広いバリエーションがあって、これまでの作者らしさが十二分に散りばめられていると
 思います。

 ただ、その「今までどおり」というデジャヴ的な思いが、
 若干もうちょっと違うものを読みたいな、という気持ちにもさせられたのもまた、
 本当のところです。

 この世界を他の人が書けるとは思わないし、書いたところで面白くなるとは思わないので、
 これこそオンリーワンな世界なのかとも思うので、わざわざそういう冒険というか路線変更は
 必要はないかもしれません。

 ですが、ちょっと毛色の違うのも読みたい…というのは贅沢な願いなんでしょうかね。
 「走れメロス」にもあり今回の「宵山迷宮」にもあったこういうエッセンスのシリアスな長編を、
 いつか読めたらなあとそう思うのです。

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