劇団イキウメ「太陽」
|Posted:2011/12/10 22:15|Category : 観劇|
先週末ですが、ABCホールにて劇団イキウメの公演、
「太陽」を観に行ってきました!
前回公演から…今回まで、思いも寄らない事件があって、
まったくの外野、観るだけの立場ながらも、中止にならないだろうかなどと心配していて…
とにかく、無事に迎えることができて、心底安心しました。
当然、実際に関わっている劇団の方々のほうが比べようの無いくらいの
さまざまな思いを抱えておられたでしょうが。
観ることができて、ほんとうに嬉しかったです。
……今回のお話は、わたしが観出してからのイキウメ作品とは違うアプローチの作品でした。
日常のなかに、いつのまにかに非日常が紛れ込んでいる。
そういうおおざっぱなくくり方をしたお話が続いていたように思うのですが、
今回は、そもそもが「非日常」の世界のお話。
普通の人間が阻害され、ノクスと呼ばれる新人類が支配を強めている世界の話。
太陽の昇る日中に生きながらも世界の陰にこもらざるをえない弱い人間=キュリオ、
夜にしか生きられないながらも脅威となる特性を備えたがために「人間」を超えた存在=ノクス。
同じ顔かたちの「人間」であるはずなのに、生きざまがまるで異なるがために、
相容れないそのふたつの存在。
彼らが、彼らの立場で、相手を、あるいは自らの仲間、果てには自分自身をも、
憎悪するさま敵対するさまが、心を打ちます。
同じ人間であるはずなのに、または同じ人間であるからなのか、
そこにいさかいを起こさずにはいられない、というところが、
なんだか、本当に人間って愚かなんだなあと、哀しくなるばかりで。
それは現実の世界を振り返ってみれば解りきったことではありますが(自分含めて)
けれど…どんなに知能を持とうが若さを保とうが、
そういう本能レベルでしか結局動けない人間らしさ、がある限り、
世の中捨てたもんじゃあないよな、とも思ったのも確かでした。
つまりが、
どんなに「非日常」な世界な話であっても、
そこに生きるのが「人間」である限り、私たちが愛して憎んでやまない「日常」が
常にそこにあるということで。
それがどんなにうつくしくて素晴らしいことなのか、って、思ったのでした。
「くだらなくとも美しいこの世界」とあの宇宙人も言ってますしね!まさにそのとーり。
最後のシーンの本当の、たったの一歩だけで暗転させるというエンドのつけかたが、
心憎いくらい素敵だなあと感じたのでした。
あれが握手寸前までいったらウソくさいもの。
ああ、彼らはまた、
・・・そういうほのかな可能性を抱かせるくらいが本当に、ちょうど良い。
今回は有川さんのボサっとしたオヤジっぷりがとても良かったです。
ガサツで、乱暴で、けれど純粋で。泣けました。
あとイキウメ若手のお二人も熱演。イイ味出してましたー。
来年はGW明け…ちょっと違ったかたちのイキウメが観られるみたいですね。
楽しみです!



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「太陽」を観に行ってきました!
前回公演から…今回まで、思いも寄らない事件があって、
まったくの外野、観るだけの立場ながらも、中止にならないだろうかなどと心配していて…
とにかく、無事に迎えることができて、心底安心しました。
当然、実際に関わっている劇団の方々のほうが比べようの無いくらいの
さまざまな思いを抱えておられたでしょうが。
観ることができて、ほんとうに嬉しかったです。
……今回のお話は、わたしが観出してからのイキウメ作品とは違うアプローチの作品でした。
日常のなかに、いつのまにかに非日常が紛れ込んでいる。
そういうおおざっぱなくくり方をしたお話が続いていたように思うのですが、
今回は、そもそもが「非日常」の世界のお話。
普通の人間が阻害され、ノクスと呼ばれる新人類が支配を強めている世界の話。
太陽の昇る日中に生きながらも世界の陰にこもらざるをえない弱い人間=キュリオ、
夜にしか生きられないながらも脅威となる特性を備えたがために「人間」を超えた存在=ノクス。
同じ顔かたちの「人間」であるはずなのに、生きざまがまるで異なるがために、
相容れないそのふたつの存在。
彼らが、彼らの立場で、相手を、あるいは自らの仲間、果てには自分自身をも、
憎悪するさま敵対するさまが、心を打ちます。
同じ人間であるはずなのに、または同じ人間であるからなのか、
そこにいさかいを起こさずにはいられない、というところが、
なんだか、本当に人間って愚かなんだなあと、哀しくなるばかりで。
それは現実の世界を振り返ってみれば解りきったことではありますが(自分含めて)
けれど…どんなに知能を持とうが若さを保とうが、
そういう本能レベルでしか結局動けない人間らしさ、がある限り、
世の中捨てたもんじゃあないよな、とも思ったのも確かでした。
つまりが、
どんなに「非日常」な世界な話であっても、
そこに生きるのが「人間」である限り、私たちが愛して憎んでやまない「日常」が
常にそこにあるということで。
それがどんなにうつくしくて素晴らしいことなのか、って、思ったのでした。
「くだらなくとも美しいこの世界」とあの宇宙人も言ってますしね!まさにそのとーり。
最後のシーンの本当の、たったの一歩だけで暗転させるというエンドのつけかたが、
心憎いくらい素敵だなあと感じたのでした。
あれが握手寸前までいったらウソくさいもの。
ああ、彼らはまた、
・・・そういうほのかな可能性を抱かせるくらいが本当に、ちょうど良い。
今回は有川さんのボサっとしたオヤジっぷりがとても良かったです。
ガサツで、乱暴で、けれど純粋で。泣けました。
あとイキウメ若手のお二人も熱演。イイ味出してましたー。
来年はGW明け…ちょっと違ったかたちのイキウメが観られるみたいですね。
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