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観劇

再再演・「キレイ」を観に行きました!

2005年以来9年ぶりの再再演となる「キレイ」、
シアターBRAVA!にて観劇してきました!

9年前の再演も実は観ていた私…とはいえ中身はほとんど覚えていなかったのですが、観ていくうちにこんな場面があったな、という記憶が掘り起こされていく感覚がして、それはちょっとぞくぞくとする嬉しさのある体験でした。

物語は再演のパンフを確認してみると、当然ながらストーリーラインは一緒。地下室で監禁されていたケガレが戦争まっただなかの地上へ出て、ヘンテコな人たちとの交流を経て、さまざまなことを体験し成長していく物語。随所で挟み込まれる歌と、そしてアンサンブルの放つ踊りとの一体感で、3時間40分の長丁場を飽きさせずに過ごさせてくれます。

戦争のまっただなかで生きる人たちのエゴや欲望をむき出しにさせながら、彼らのみっともなくもまっすぐな生き様を次第に「キレイ」なものだと受け止めるようになってくる。暴力や嘘や欺瞞が混じっていてさえ、彼ら彼女らの行動や台詞には、まるで濁りがないから、でしょうか。

主人公であるケガレの純真性とちらちら見え隠れする無知がゆえの毒性の表裏一体になった魅力を、多部さんが小さなからだと可愛い声で思い切り全身で表現していました。のびやかな歌声や一生懸命な動きは、いわゆる「巧い」ものではないかもしれませんが、キラキラ、ときにはギラギラしていたエネルギーには、圧倒されました。

彼女と同一ながら対比するような静かな存在である「ミソギ」にはいるだけで美しさを放つ松雪さん。実に適格…。ときおり見せるコミカルな演技も意外性があって素敵でした。

役者さんたちのことを書いてみると…
阿部さんはいつもどおりのかわいくてかっこよくてコミカルさが発揮されていて、田辺さんはクドカンさん?的な印象が強いけれどだんだんとコワ面白い人になってきてインパクト残しましたし、田畑さんは可愛らしくかつ一本気のあるお嬢様キャラを熱演してて素敵でしたし、小池くんはあーほんと可愛いままだなあ…でもそれだけで正義だなあ、尾美さんは歌ウマ一番美声でしたし、……とキリがありませんか。

要はどの役者さんたちも、持てる個性を発揮して非常に濃く素晴らしく「キレイ」の世界を構築していたなと思うのです。

そしてアンサンブルさんの踊りも素敵で、一体感あふれるパフォーマンスそのものにも感動しました。こういう運動能力がマイナス値な自分としては、ひたすらうらやましくてほれぼれします。

映像効果はときどきだけで、ひたすら役者さんの演技と歌のちからで作り上げていたのもシンプルな作りで良いと思いました。

松尾さんの脚本らしく、エグさ、黒さをガリガリと描きつつ、それに翻弄される人間たち愚かさといとしさをあぶりだしていきます。気が付けばキャラクタみんながいとおしい。幸せになってほしいと願う。といっても劇中でたくさん死んでしまうけれど。でも彼らの死にざまは、「キレイ」だと感じさせられるのです。それは、その場に至るまでの描き方が魅力あるものだったからに相違ないわけで、その巧さこそ「かけがえなくキレイ」なものだと感じたりしたのでした。

とてもとても楽しい4時間弱、でした!
初夏のニッソーヒも楽しみだ!


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*現在読書中:「母親ウエスタン」なんて独創的な話だろか…。
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hito1124

Author:hito1124
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