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読書

小川洋子「いつも彼らはどこかに」


動物をモチーフにした短編を連ねた本作品集です。

いつもどおりの淡々と、涼やかな筆致ながらも次第に慈しみが染みとおってくる感覚が、読んでいて心を落ち着かせてくれます。良いなあ、ってしみじみと思います。

特にこちらの本では、動物たちへの寄り添い方がとてもあたたかで、愛情に満ちているように感じました。帯同馬、ハモニカ兎、チーター等、描かれている彼らには儚げな印象を感じさせられていますが、同時に、たっぷりといとおしみをもっても描かれているので、こちらもぎゅっと抱きしめたくなるような心地にさせてくれます。あたためてあげたい、そして、あたたまりたい、という欲を持ってしまいます。

ここではないどこか、
常識ではないものたち。

それらを巧くわたしたちの知っている世界に、
するりとすべり込ませて描いている。

そんな巧緻に満ちたフィクションの世界に浸る幸せを感じたのでした。


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hito1124

Author:hito1124
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