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読書

彩瀬まる「骨を彩る」


「あのひとは蜘蛛を潰せない」の文章の持つ繊細さや表現がストライクに好みだったので、いそいそとこちらも読んでみました。

この作品では、一組の父子を最初は父の視点、最後の短編では娘の視点で描き、合間を父子と関係する人々の数編でつないでいます。それぞれは別のお話ですが、目にできないつかむことのできないものに対して、あがいたり悩んだり想いを抱いたり、といった心の動きを丁寧にすくいあげて描かれている、という共通点を感じました。

そのどれもがかけがえがなくて、大切なものであるというとらえ方は、
…素敵でした。

喪ったものは戻ってはこないけれど、在った、という事実そのものは未来永劫消えることがない。

その暖かな希望をじわじわと感じさせてくれる、表現豊かで細やかな文章がとても巧いです。というか、やはり好きです。「指のたより」でのラストのモノローグはとても美しいことばだと感じました。

装丁に使われているまばゆく綺麗な銀杏の葉。
読めばその意味は分かるのですが、本当にあの表現を表したかのようなデザインで、これもとても良い!です。

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*現在読書中:「波に乗る」…こちらも素直な文章だけれど繊細さがあって素敵。
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hito1124

Author:hito1124
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