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読書

三浦しをん「政と源」


御年70代越えながら、まだまだ元気(ときどき腰痛)な元銀行員の政と、
つまみ簪職人の源。
彼らふたりの、波瀾万丈?なエピソードをつづった、
基本笑えて時折ホロリともくる連作短編集です。

政は妻と別居中で、連絡も途絶えがちながら様子を知りたくてやきもきしている。
源は手前勝手に毎日を生きて弟子を精いっぱい叱り飛ばしながら愛して育てていて、ただその心にはいつまでも亡くなった妻がいる。

そんなそれぞれの境遇を背景に、長い間ともに生きているふたりの絆、情の深さを軽いやり取りの中から感じ取れ、温かみを感じます。。

軽く友情、というものではなく、もう絡み合った鎖のようなふたりの関係には尊さすら感じるくらいで、うらやましいばかり。これだけ信頼しあえる関係は、望んでもたらされるものではないですからね。

ひとの生に自然と終わりを感じ始めるこの年ごろ、けれど明日やその先をまだ信じ、楽しみに今を生きられるということは、なかなかできないでしょう、きっと。

結構めちゃくちゃなエピソードもありはしますが(でも源さん素敵…)ほんのわずかでも、こんなふうに生き生きと老いていければいいな、という願いを抱いたお話でした。

イキとはこういう方のことを言うのだな、と。


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hito1124

Author:hito1124
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