芝居や本などで楽しくさまよう日々の記録。

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日々つれづれ

辻村深月「盲目的な恋と友情」


誰が見ても愚かな恋にのめりこみ逃れられない美しい女性と、彼女の行く末を人一倍に案じるその友人。「恋」の愚かさ、「友情」の愚かさをそれぞれ女性ならではのなまなましさを持って突き付けてきたお話です。

どちらの女性も愚かしく、視野狭窄も甚だしいって言いたいくらいの突き抜けた行動をとるのですが、なぜだか、分からないでもない、と感じられるところもちらちらとあるのがどこかぞっとします。

ずるずると男から離れらず恋に縋り付く「気持ちのありよう」そのものはわからなくはなく、またその友人の、いつしか自分中心にすべてを眺めていらだちを覚えていく肥大した自意識が成す疎外感もまた、覚えがないこともない。ので、理解できてきりきりする心情と、なんて馬鹿なんだろうと憐れむ気持ちが交互しながらという、非常に不穏な想いを抱えつつ、それでも勢いよく読んだのでした。

ただ結末は、ちょっと…残念かなと。

ある意味、予定調和というか、「そっち方面にいくのか」というもったいなさを感じたのでした。それが友情のはて、押しつけがましい自分の「信念」の至った道筋なんだろうとは思いますが、どこかで見たような、という感想をいなめなかったのです。あくまで個人的な想いではありますが…。もうひとひねり欲しかったな。でもまあ、後味さわやかにはどうあっても、できるはずのないテーマではありますしね。

女は女が一生の敵…。
身につまされる気が、します…


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Author:hito1124
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