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読書

彩瀬まる「神様のケーキを頬ばるまで」


古びた雑居ビルに構えられているいくつかのテナント。
マッサージ店、カフェ、古本屋…、それらとゆかりのある人々が体験していく人々との出会いと別れ、そのひとつひとつを繊細に、丁寧に描いた短編集です。

どの短編にも大切な人との苦しい別れやかけがえのない出会いが織り込まれており、そのプロセスとして架空の「深海魚」という映画が絡まっており、物語の統一性を持たせています。

このひとつの映画に対して、さまざまな感慨を登場人物たちは語ります。ひとつとして同じ見方はありませんが、それらはどれもが間違っているわけではなく、彼らにとってのその感想は彼らにとって真実で、唯一です。

同じように、他愛のない物事も側面を変えればある人にとってはとてもかけがえのない出来事に姿を変えることもあるのでしょう

そういったひとつひとつの「日常」のかけがえのなさを、小さな両手をあわせてすくいとって描いているような物語だな、と感じたのでした。

そして改めてつくづくと感じたのは、比喩表現や台詞を含めた文章がとても好みだなあということ。今後も作品を楽しみに待っていきたいと思いました。

※現在読書中:「青藍病治療マニュアル」ラノベではないけれどそんな青くささもあって楽しい。
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Author:hito1124
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