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読書

中山七里「テミスの剣」


警察の不正な捜査によって起こった冤罪事件。
その真実を明らかにしようとする刑事と、阻止する警察組織。
そして事件には意外なる真実が隠されていて……と、リーダビリティ良く進むミステリー。相変わらずテンポよく楽しませてくれて、意外性もあり楽しめた作品でした。

といっても、序盤の行き過ぎた捜査のやり方にはちょっと引きつつも…、その行為こそがなにもかものきっかけだったわけで避けられない描写ではあったかなとも思います。今ではもうない、と信じたいところですが。

ただその冤罪をかぶせられた青年そのものも清廉潔白に描いてないのは、ひねくれ者好きな作者さんらしいなあと。

だれだって自分がかわいいわけですが、それはけして他人を傷つけてはいけないのは自明の理。ところが権力とか利益、自尊心が絡んでくると、容赦なく他人を攻撃してしまう側面もあるのだなと。ただ警察や裁判所や、そういった人が人を裁いたりとらえたりするところで、そういうことがあってはならない。

テミスの剣という象徴は、まさに胸に常においていかなくてはいけない心構えなはず。鬼と呼ばれる渡瀬警部は、金棒を振り回しているようであろうとも、見えない剣の切っ先を心に向けて、真摯に捜査に向かっているのだろう、と思ったのでした。

どんでん返し、な部分については、なんとなく察しはつきますね。だってこの作者さんなのだから…(けなしてはいませんよ)そして、出番は多くはなかったですが、静おばあちゃんの颯爽さが素敵でした。


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hito1124

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