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読書

本多孝好「魔術師の視線」


ビデオジャーナリストとして映像の世界に生きる薫の前に現れた少女。彼女はかつて超能力少女としてテレビをにぎわせ、そして薫の映像によって、また違う意味で世間を騒がせていた。
その出会いから連なる、不審者の影、頻発する事件…。

展開の読めない物語は、どこか背中をぞわぞわさせるうすら寒さを覚えつつ、事件とその謎に興味を惹かれてすらすらと読まされていきます。そうして迎える終結には、底の知れない沼を覗きこむような空恐ろしさが待っていました。

なんて後味悪く、薄気味悪く、
そして茫然とさせられるほど彼女はどこまでも孤独なのだと思い知らされたことか。

鈍い痛みがいつまでも続くような後味が残りました。

薫や少女のそれぞれの来し方が複雑で、それ故に彼女達は通じ合ったのか、と思ったのですが…。いや、そういう部分はあったと信じたいです。でないとちょっと救いがないです。

温かな食事を囲むふたりが、
ちょっとでも幸せだとその時だけでも思っていてほしいと、
そう願ったのでした。

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hito1124

Author:hito1124
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