芝居や本などで楽しくさまよう日々の記録。

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観劇

NODAMAP「逆鱗」観てきました

DSC08413.jpg
NODAMAPの「逆鱗」、シアターBRAVAにて観てきました!

今回の物語のモチーフは、人魚。

海際の水族館に備えられようとしている大きな水槽。
その水槽には人魚を入れて、人魚ショーで一儲けしようと人々はたくらむ。
人魚を捕まえようとする人、
人魚だと名乗る女、
そして人魚たちの親だと名乗る老齢の女…

入れ替わり立ち替わり現れる風変わりなキャラクタたちのめくるめく台詞劇に
惑わされるように、いつのまにやら物語世界に没入させられてゆきます。

そして水底や鱗、あぶくを想起させるシンプルな舞台装置やアイテムと、
ときに静かにときに暴力的に場面を転換させるアンサンブルの波とともに、
物語世界はやがて不穏へとその姿を変えてゆき、
鮮烈なカタルシスを観る側に与えていきます。

人魚、という鍵が開いてゆく、
シンプルな、けれどだれもこんなかたちで表現しようとはきっと思わなかったその「モノ」のバカバカしさと、それゆえの愚かさ哀しさが、あとあとにまで余韻を残してくれます。なんていう無謀であり、なんていう非業であったことか。誰にでもわかる明快な表現のかたちをとっただけに、インパクトは絶大です。最後の切り裂くような絶叫は、あのとき水底できっと響き渡っていたのでしょう。

だから戦争はいけない、とは叫ばない。ただ、哀しい、哀しいと叫ぶばかり。だからこそ、人々の胸をより穿つのでは、と思うのです。

それにしても「人魚」をまさかそう使うとは思わない…。
単純な言葉遊びのような語呂の良さすら感じますけれど、「人魚は逆鱗を食べる」…がねえ。日本語はかくもイマジネーションをかきたてる言語なのか、と…。ぞっと背筋の寒くなるような感じすらします。

最近のNODAMAP作品群に欠かせなくなったアンサンブルの流れの美しさがより際立っていたのと、鏡のようで鏡でない微妙な歪みを表すあの板(なんというのだろう)の効果が凄くよかったなあと思います。役者さんたちが素晴らしいのは言うに及ばず…です!

今回も大変楽しめました…ありがとうございました!
という気持ちで、いっぱいです。

DSC08406.jpg

近くの桃が綺麗だったので一枚。春が来ますね。

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※大阪人としては「シアターBRAVA」が5月で閉館なのにしょんぼりです。トイレ数が豊富で素敵なのに(褒めるのそこか!?)。大阪公演そのものが減ってしまいそうで哀しいです。NODAMAP、次は来てくれるかなあ…
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